『月刊 人事マネジメント』 を担当するベテラン記者たちです。

 関本 茂

担当:「今月の社員食堂」「あしたの人事部長」「老舗のDNA」「ロングインタビュー」ほか

出版業界で暮らして早くも四半世紀超。若い頃には考えもしなかったジャンルが今の自分の取材テーマとなっているのが不思議だ。しかも、おもしろい。自分自身をしっかりマネジメントできないくせに、皆さんの『人事マネジメント』を綴っている自分もおかしいが、それもまた自身の生き方。人と出会い、言葉を交わす中でしか生まれない“発見”という究極のエンターテインメントを、これからもカメラかついで探しに行きます!

もうひとこと:2017年3月号「老舗のDNA」取材後記
今年、創業から120周年の節目を迎える明電舎。「当たり前に続く日常」のために欠かせない社会インフラと深く関わる企業ゆえに、同社で働く1人ひとりの使命感は大きい。そこで記者は“地味にスゴイ”同社の魅力を探るために品川区の本社ビル、ThinkPark Towerへ伺った次第。「これからも多様な人財が活躍できる会社であることが重要」と強調するのは人事企画部の皆さん。今回のキーワード“志を同じくするもの”たちが集う老舗企業のDNAは明日へ、そして未来へと着実に伝えられていく。

過去の「もうひとこと」


 伊藤 秀範

担当:「THE LONG INTERVIEW」「実録 人事制度」「ギョーカイ人事図鑑」「人事プロ」ほか

編集者として、ライターとして、さまざまなジャンルの雑誌や新聞、書籍に携わってきましたが、「人事」ほど魅力的、かつ自分に成長をもたらしてくれる分野はありません(ホント)。この分野での取材活動をし始めてからは約10年ほどですが、その間に産業カウンセラー、キャリア・コンサルタントの資格を取得しました。メンタルヘルスやキャリア教育の現状や課題を、客観的なライター目線だけでなく、当事者目線でも感じてみたいと思ったからです。これも一般紙では味わえない専門誌記者ならではの醍醐味。ライターとして、ちょっぴり新境地の扉に触れた気分です。さらに今は福祉系資格の勉強もしていますが、そのきっかけもやはり人事です。取材で「介護離職」や「障がい者雇用の法定雇用率」などの課題に触れるたびに、「人事と福祉の重なり合う領域」の重要性を痛感。以前はほとんど関心のなかった福祉の勉強が、人事ライターであることで、とても興味深く、楽しく感じられます。人事というものの普遍性、奥の深さを、身をもって痛感している今日この頃です。

もうひとこと:2017年2月号「実録 人事制度」取材後記
今回のプレスクの「E−Vacation制度」導入事例の大きなポイントの1つは、その運用の現場が「社外」である点にある。郷に入っては郷に従えの諺ではないが、同じ有給休暇の消化にしても、社内勤務のケースに比べて、顧客企業への常駐勤務という働き方をしている同社の社員のケースは、ある意味で難易度も高い。「それができる」ということの意味とは何か。その会社の理念に根付いた人事制度ゆえの説得力、そして実行力。そんな視点からもぜひ、一読願いたいリポートである。

もうひとこと:2017年2月号「ダイバーシティ最前線」取材後記
障がいを持つ社員の約半数が在宅勤務で働くジョブサポートパワー。リポートの中でも触れたが、同社では「雇用が難しい」とされる視覚障がい者も多く活躍している。そもそも同社の「働く場所を選ばない」雇用形態のスタートは今から約5年前、1人の視覚障がいを持つ男性との出会いに始まっている。当初は各事業所への巡回マッサージなどに限定されていたが、スタッフは外周りで不在のケースが多く、その場合、視覚障がい者の社員はその場で待機しなければならない。「これでは本人の自己肯定感、仕事のやりがいにつながらない」。代表の小川慶幸氏のそんな思いあり、在宅雇用による「障がい種別によって判断しない職内容」が次々と生まれていった。障がい者雇用の舞台裏はドラマがいっぱいだ。

もうひとこと:2017年2月号「ギョーカイ人事図鑑」取材後記
リーガルというと、アイビーファッションとして一世を風靡した「VANリーガル」を思い出すシニア世代などの人も少なくないと思われる。そんなおしゃれな高級靴の印象が強いリーガルシューズなどで働く店舗スタッフの「人材育成」にスポットを当てた本リポートでは、「内製化」による「おもてなし」の心の教育に重点を置いた接客教育が大きなポイントであった。靴の製造販売メーカーというと、「職人の技術」や「ブランド力」にばかり関心が向かいがちだが、それに過度に依存しないリーガルの「おもてなし」の接客スタイルは、来店者評価の上位ランクの健闘ぶりからもうかがえるように、いまやそれ自体が一つの「ブランド」化しつつあるような印象も受けた。「アイビーファッション」と「おもてなし」。そこから生まれる化学反応は? そんな想像も膨らんだリーガルコーポレーションの取材ではあった。

過去の「もうひとこと」


 田中 実

担当:「Case Report あの会社この制度」

英国イーストアングリア大学大学院国際関係学科修了。英国ミドルセックス大学大学院マーケティング学科中退。2006年、コンサルティング業に従事する傍らビジネスジャーナリストして活動を開始しました。主な執筆分野はビジネス全般で「組織」「人事」「営業マーケティング」などをテーマにビジネス誌に執筆しています。著書に『聞く営業でNo.1になる技術』(東洋経済新報社)。

もうひとこと:2017年3月号「Case Report あの会社この制度」取材後記 楽天ソシオビジネス
充実した研修や熱意ある人材育成が印象的な取材となった。雇用を生み出すため新規事業も展開するなど、積極的な経営方針にも感銘を受けた。同社の成長の軌跡が感じられた有意義な取材となった。

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 坪 義生

担当:「Brand-New人事System」

本誌取材記者のほか、社会保険労務士、清和大学法学部非常勤講師(労働法、社会保障法)をしています。自他とも認める部類の酒好きで、365日、休肝日はありません。どこか切ったら血液でなく、アルコールが流れるんじゃないかとも言われています。日課は、早起き、朝カレー(激辛)、朝風呂、そして、仕事の後はもちろん晩酌。趣味は、料理(揚げ物以外は何でも作ります)、刀剣鑑賞、そして、お酒を飲むことです。

もうひとこと:2017年3月号「Brand-New人事System」取材後記
女性労働者の「再雇用特別措置」が、1985年に男女雇用機会均等法が施行された当時に規定されていたことについては、意外と知られていないかもしれません。努力義務とはいうものの、「ブーメラン採用」が盛り込まれ、現在の育児・介護休業法に引き継がれています。その意味で、「ブーメラン採用」の最近の導入事例について、一定の線引きが必要だと考えます。今回、取り上げた富士通の「カムバック社員制度」は、育児・介護はもちろん、配偶者の転勤に加え、転職による退職までも対象としています。特に転職者の再雇用こそが、アメリカ型の「ブーメラン採用」であり、今後、どこまで導入企業が増えるかが注目されるところです。なお、先日、富士通広報IR室の松本さんから、ICTを活用した富士通の「働き方改革」として2017年4月より「テレワーク勤務制度」を正式導入する旨のご案内をいただきました。いずれ、本誌で紹介させていただければと思います。

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 崎原 誠

担当:「チャレンジ制度運用シリーズ」

企業の人事労務管理の専門誌で、20年にわたり、編集者・記者の仕事をしてきました。とても楽しく働いていましたが、自分のやりたいことにより専念したいと考え、退職を決意。現在は、フリーの立場で、この分野のライターとして活動しています。規模・業種を問わずさまざまな会社を取材しますが、そのたびに感じるのが、ご対応いただく人事担当者の熱い想いです。皆さん、「会社をよくしたい」「社員のやる気を高めたい」という気持ちにあふれていて、刺激を受けます。そんな人事担当者の熱意を少しでもお伝えできたらと考えています。

もうひとこと:2017年3月号「チャレンジ制度運用シリーズ」取材後記 アフラック
今回の取材で特に印象に残ったのは、「人事異動は会社にとって投資」という言葉。どんな仕事も、慣れた人がやるほうが効率がいい。定期異動を行って人を動かすと、多くの部署で引き継ぎの手間や混乱が生じ、戦力ダウンになる。しかし、当初はパフォーマンスが低下しても、1年も経つ頃には皆が成長し、それを繰り返すことで組織力が上がっていく。もう1つ印象的だったのが、一時転勤経験者の活躍を紹介した社員向け資料を見た人事の方々が、「〇〇さん? ああ、彼女も活躍していますよね。○○のツールを作ったり、○○もして……」と、その後の活躍をよくご存じだったこと。社員1人ひとりに目を向け、見守っている様子が感じられた。

過去の「もうひとこと」


 イラスト・脇坂 聡